メッセージ

2006年4月から住宅被災申請サポートに特化したリフォームを開始し、皆様に喜ばれるリフォームを行ってきました。予てから要望の高い新築住宅の販売を2023年4月より開始しました。「@耐震ホームズ」こちらの方も皆様に喜ばれるように取り組んでいきます。>詳しくは”来歴”をご覧ください

瀬尾 都

会社概要

項目内容
運営会社株式会社ベネッセア
本社所在地〒564-0052 大阪府吹田市広芝町7-26 EPOCH江坂ビル407
広島支店〒731-1141 広島県広島市安佐北区安佐町鈴張5036-1
電話番号0800-7777-119(フリーコール)
業務内容新築住宅の販売、住宅被災申請サポートに特化したリフォーム

本社アクセス

広島支店アクセス

来歴

@耐震ホームズSTORY ~リフォーム屋が新築事業を始めた想い~

【始まり】

弊社は2006年4月、瀬尾都が広島市でリフォーム工事業を始め、スタートを切りました。

それまで勤めていた会社で学んだ塗装工事や瓦工事を中心に、広島にて地域に根差して工事をしておりましたが、そんな仕事のスタイルにある時、大きな転機がありました。

それは『2016年4月の熊本地震』です。

当初は、ニュースで被害状況を見て大変だなあと思っているだけの「他人事」でした。

5月に入り元同僚(後の専務)から「熊本に行ってみないか?」 と連絡がありました。

自分の仕事もある中で前向きに考えられなかった私ですが、ふと以前に参加した広島土砂災害でのボランティアを思い出しました。

床下に入った土砂を3~40 人ぐらいがパケツリレーで屋外の集積場所に出していくものでしたが、土の入ったバケツを出しでも出してもなかなかはかどっていかないという現実を今でもハッキリ覚えています。
この時、被災地には復興を手伝ってほしいと思っている人が沢山いたのを思い出したのです。

元同僚(後の専務)は、これまでに培ったリフォームの経験は熊本の復興に貢献できる、と強く主張します。

自分たちだからできることがある、だから直ぐに行こう。

ネットの情報によると、足元を見た悪徳業者が相場の3倍の値段で工事をしているといったニュースが流れ、ネットの情報のため事の真偽は分かりませんでしたが、これが私達の熊本行きの背中を押しました。

これまで一緒に仕事をしてきた職人さんに声を掛け、2組の職人さんが賛同し同行してくれたことをはじめ、沢山の方の協力のもと、やっと熊本行きの準備が整いました。

私を除くスタッフ3名が8月末に出発。彼らが最初に到着したのは益城町。震源地の町としてニュースで連日報道された町です。

先行したスタッフから辛い報告がありました。

『益城町には私達にできる仕事はありません。ほとんどの住宅が倒壊、直すレベルのものはありません。』

私達の復旧工事は熊本市・宇城市・宇土市が中心となり、多い時には4組の職人チームに動いてもらって復興を進め、被災直後は復興には10年かかるだろうと報道されていましたが、約2年で益城町以外はほぼ復興。

工事させて頂いたたくさんのお客様から『早く工事をしてくれてありがとう』と言われました。

被災から2年、決して早くなんかなかったはずでしたが、その言葉が本当に嬉しかった。熊本にやってきて本当に良かった。感謝していただいているのだなと実感することができました。

そんな中、平成30年6月に大阪北部地震が発生しました。

熊本での経験から、現地の状況を確認するようにと2人の社員を大阪に向かわせました。熊本地震の1/10ぐらいの被災状況との報告。

半年程度で復興できるとの見立てでしたが、その2カ月半後に台風21号が関西に上陸。この年の関西は、大きな自然災害を2カ月半で2回も被災。熊本での仕事をあらかた終えた私たちは大阪行きを決意しました。

熊本から引き上げる際、スタッフに「益城町に寄ってみないか?J と聞いてみました。

スタッフは「益城町で私たちにできることはないですよ」と言います。

『状況が変わっているかもしれないし』と半ば強引に進路を変更させ益城町へと向かいました。

道路は通れるようになっていましたが、状況はほとんど変わっていません。

その中で、1軒白っぽい家が建っているのに気付きました。
『これは何だろう?』と近づいてみるとスタッフは『建て替えたんでしょうねえ』と話していました。

『ん?もうちょっと近づいてみょうか。』新築というほど新しい家じゃないような。『新築じゃない、あの地震に耐えたんだ…』

周囲の建物が倒壊している中、ただl軒だけ残った家の存在を確認しました。

それから熊本を離れ、大阪に向かい復旧工事を続けていましたが、その頃から、広島を中心としながら災害があった地域の復興のお手伝いをしていく、といういまの私たちのスタイルになりました。

あるとき、熊本で復興工事をさせてもらったお客様より、台風で雨漏りしているから見に来てほしいと連絡があり熊本へ。

ことのついでに、復興工事をした他のお家の点検をして回りました。

すると、その内の一軒が建て替えて新築になっており、私は咄嗟に『何か私たちの工事に不具合がありましたでしょうか?』と尋ねました。

お客様は『いえいえ、そうではないですよ。ただ、古い家は直しでも怖い。震度7を二回経験していると、建て替えた方が安心。子供もそう言うので建て替えたんです。』と教えてくれました。

私たちも被災地にてお話を聞いている中で、元々が古い家だったしこのタイミングで新築に建て替えたいという声もたくさん聞いていましたし、その時、私の中に『新築』という想いが生まれました。

【新たなる出逢い】

ある日、1通の郵便が届きました。それは建築に関する講習会の案内でした。
参加した講習会で、お話をしてくれたのは大阪の工務店の社長さんでした。
元々はリフォームをしていたが、今は新築も建てているとのこと。

私は、「なぜ新築を始めたんですか?」と聞いてみました。

すると、「阪神淡路大震災でたくさんの倒壊した建物にショックを受けました。

それから、建築に携わる人間として地震に強い家づくりをしたいと強く思ったのがきっかけです。」と教えてくれました。

「私と同じだ!」

『新築』に対する想いはますます強くなっていきました。

それからというもの、たくさんの工務店さんに相談し話を伺う中で「NAC HAUS Partner」という会社に出会いました。その会社こそ、あの益城町の1棟を設計した会社でした。

それから1年聞の準備期間を経て、たくさんの方々のご協力のもと、晴れて「@耐震ホームズ」という屋号を掲げて新築を建てていくことになりました。

【これからの私たち】

日本は世界有数の地震大国。

私たちはこれまで培ってきた知識と経験を生かしながら、「新築」という新たな選択肢を掲げました。

「家族の命と生活を守る家づくり」をミッションとして、みなさまに寄り添っていきたいと考えております。

@ 耐震ホームズ 代表 瀬尾 都